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東海運は減収最終増益、物流事業が低調

2024年5月15日 (水)

調査・データ東海運が15日に発表した、2024年3月期決算は、売上高が前年比4.1%減の397億4600万円、経常利益が同83.8%減の1億5200万円、最終利益が60.3%増の3億1700万円となった。固定資産の売却に関する特別利益を計上したことで最終増益に振れた。

物流事業では、売上高は5.6%減の298億900万円、セグメント利益は19%減の13億6300万円。国際貨物での海上コンテナ取扱量の減少や、ロシア向け生産関連貨物や消費財関連貨物の減少、液体輸送関連貨物の輸出需要低迷による取り扱い減、国内貨物における建材関連貨物の荷動き弱化などが影響した。

海運事業は、売上高が0.3%増の90億3600万円、セグメント利益は4.9%減の3億7600万円。内航船でセメント船の取扱量が減少した一方、内航貨物船は一般貨物船における建設発生土の輸送量は増加した。外航船は、一般貨物船での航海数は前年並みで推移したが、海上運賃市況の下落により収益は減少した。

25年3月期の通期業績は、売上高が4.6%増の415億6500万円、経常利益が5倍の7億6500万円、最終利益が80.4%増の5億7200万円と予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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