IHI、タイでターボチャージャーの新工場完成

第三工場の外観

話題IHIは、タイのアマタナコン工業団地（チョンブリ県）で車両用過給機（ターボチャージャ）の合弁会社「IHIターボ（タイランド）社」の新工場を完成させ、第三工場として稼動を開始すると発表した。

タイは日系自動車メーカーの東南アジア向け戦略拠点となっており、生産台数が大幅に増加。東南アジアでディーゼルエンジン車の需要拡大と環境規制により、今後もターボチャージャの需要の増加が見込まれることから生産力を増強したもの。

合弁会社は、タイでターボチャージャの生産販売会社として2002年2月に設立。ピックアップトラック向けを中心にターボチャージャを生産しており、年間生産台数は120万台に達し、タイでのシェアは80％を超えている。

第三工場ではグローバル生産体制の構築に向けターボチャージャのキーパーツを生産し、中国向けを中心とした各拠点への部品供給機能の役割を担う。

■第三工場の概要
所在地：Amata Nakorn Industrial Estate 700/487 Moo.2 Tumbol Bankao Amphure, Phanthong Chonburi 20160 Thailand
床面積：1万平方メートル