日本高圧電気、江東区で省スペースのEV充電設備設置

荷主配電機器の開発・製造を手がける日本高圧電気（愛知県大府市）は10日、ENEOS（エネオス）と共同で、日本初の「ＥＶトラック対応の商用車向け共用充電ステーション」の実証実験を、東京都江東区のトラックステーションで7月より開始したと発表した。急速充電設備に必要な高圧受電設備を、柱の上に設置することで、地上のスペースを確保。トラックなどの車両の出入りをスムーズにする。

（クリックで拡大、出所：日本高圧電気）

通常、急速充電設備を設置するには地上に高圧受電設備（キュービクル）を設置するが、サービスステーションやトラックステーションなどでは、安全を確保するため、設置には多くの制約がある。また、車両がスムーズに出入りするスペースを確保する際、設備の大きさがネックになることもあった。

このため、ENEOSから相談を受けた同社は高圧受電設備の機能を集約した装置を柱の上に設置する柱上設置方式を提案した。

柱上設置方式の高圧受電装置は東京都江東区の新木場TSに設置され、7月2日から共用充電ステーションの運用が始まった。ENEOSウイング（名古屋市中区）が当面の間、運用を続け、効果や課題などを検証する。

同実証実験にはSBS即配サポート、SBSホールディングスなど数社が参画し、実際の輸配送で運用し、成果をまとめる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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