ECアプリ、ウェブサービス開発のPROPELa(プロペラ、東京都新宿区)と熊本県南阿蘇村は、同村および近隣地域で収穫された農産物の地元での消費を目的として、地域の生産者と実需者(事業者および消費者)の需給情報をアプリ上でマッチングする実証事業を2024年8月26日-2025年3月21日の期間、共同で実施する。同実証では、同村環境保全農業推進協議会が行う地域内流通実証事業に必要なマッチングシステムとして、プロペラが開発した地域限定会員制直売EC(電子商取引)「地産Market」を採択。同村に利用環境を構築し、活用する。
同村は2021年、村の100%出資により、農地の維持や新規就農者の育成などを目的とする「農業みらい公社」を設立。以降、同公社と同村環境保全農業推進協議会が連携しながら地域内の生産者と実需者をマッチングする取り組みを行ってきたが、その調整作業には電話やファックスなどアナログな手段が残り、業務効率化や需給データの定量的把握に課題があったという。
一方PROPELaは2023年、農産物の需給マッチングのプラットフォームとなる地域限定会員制の直売EC「地産Market」を開発。2024年春にはその流通実証第1号として、埼玉県深谷市で実証実験を開始している。
今回の同実証では、同村が「地産Market」を採択したことにより、同村が抱えてきた課題をDXで解決、農産物の域内流通体制の再構築を目指す。26日の生産者向け・実需者向け説明会から導入サポートの活動を開始、効果検証を経て2025年4月より「地産Market」の本格導入を目指すという。
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