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大林組、鉄スクラップ再利用で輸送ルート最適化

2024年11月26日 (火)

荷主大林組(東京都港区)は26日、建設現場で発生する鉄スクラップの水平リサイクルフローの構築に着手したと発表した。

この取り組みは、建設資材における脱炭素社会・循環型経済の実現に向けた取り組みの一環として、同社が請け負う解体工事で発生する鋼材(鉄スクラップ)を、同社が施工する新築工事において循環利用を行うため、建材商社、金属リサイクル事業者、電炉鉄鋼メーカーと連携し、解体から鉄スクラップの発生を経て、電炉鋼材として再生し、再び建設現場で利用するまでの輸送ルートと事業者選定を最適化するもの。

今回、鉄スクラップの水平リサイクル実現にあたり、連携各社の協力により、発生する建設現場から、電炉鋼材として新たな建設現場に供給されるまでの輸送ルートと事業者選定を最適化するフローを確立し、輸送時CO2排出量の削減に貢献。また、従来把握することができなかった鋼材のトレーサビリティについて、水平リサイクルフローに同社が関与する部分の情報提供が可能になる。

この取り組みの第一弾として、東京都港区北青山三丁目の解体工事で発生する鉄スクラップを、水平リサイクルフローに適用し、同社の新築工事で循環利用する。この工事では、既存建物の解体に伴い排出される鋼材約1000トンのリサイクル(電炉鋼材に再生)を行い、同社施工の新築工事で使用。それにより新材(高炉鋼材)を使った場合に比べ、製造時CO2排出量を60%削減する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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