日鉄物流、タイ現地法人2社を事業統合

▲NSLTの現地拠点（出所：日鉄物流）

M&A日本製鉄グループの物流を担う日鉄物流は、同社のタイ現地法人サイアム・ニッポン・スティール・ロジスティクス（SNL）とニッポン・スティール・ロジスティクスNippon Steel Logistics（Thailand）（NSLT）の2社が先月27日、NSLTを存続会社として事業統合したと発表した。

タイではこれまで、鉄鋼製品や工場設備などの重量物を中心に、SNLが輸出入通関業と海上・航空輸送関連事業、NSLTは倉庫業とトラック輸送事業を展開してきた。今後は、輸出入通関から輸送・保管までの物流サービスをワンストップで提供できる体制を整え、物流サービスの対応力や競争力を強化する。

近年、タイではASEAN域内や中国、北米など日本以外への輸送の依頼が増えており、両社ではタイ発着の輸出入や国際輸送、クロスボーダー輸送の拡充を図るほか、自動車部品や生活雑貨などを輸送するなど事業領域を広げてきた。

事業統合によって、こうした幅広い需要に対応していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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