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菜鳥、保管効率15%増の3D保管システムを日本展開

2026年9月11日 (金)

イベントアリババグループの物流会社ツァイニャオ(菜鳥、中国)は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「国際物流総合展2026」に出展し、高密度3Dトート保管ソリューション「ZSTORE」(ゼットストア)を披露した。

ZSTOREは、専用の昇降一体型ロボット「ZeeBot」と高層ラックを組み合わせ、保管とピッキングを一体化する立体自動倉庫システム。全高は最大14メートルまで対応し、天井高に制約がある国内倉庫の一般的な5.5−7メートル環境にも柔軟に適応する。高密度な設計により、他社ソリューションと比較して同等スペースで15%の保管効率向上を実現。1平方メートルあたり48箱の保管が可能で、1時間あたり最大600箱の出荷処理能力を誇る。

今回の展示で目を引くのが、新たに投入された新モデル「ZeeBot-S」だ。従来の長辺取り出しモデル「ZeeBot-L」に対し、新モデルは天板の旋回機構を備え、コンテナの長辺・短辺双方からの取り出しに対応した。これにより、設置スペースやレイアウトに応じた柔軟な設計が可能となった。さらに1本の支柱(HB)で前後2列・上下2段の計4ロケーションへ同時にアクセスできる構造を採用し、走行の安定性と高速性を両立している。

すでにグローバルでは、中国国内にあるアリエクスプレスの5000平方メートル規模のEC倉庫(ZeeBot 120台導入)をはじめ、スペイン、オランダ、香港などで導入実績を持つ。アリババグループ内での実証を経た「ZSTORE」だが、日本では従来の「ZeeBot-L」を4月から、短辺取り出しに対応した最新の「ZeeBot-S」を8月から順次販売開始した。

ブースでは既存設備への自動化提案に向けたマテハン機器やラックメーカー等との協業も模索されており、国内倉庫の省スペース化と自動化を加速させるソリューションとして今後は展開が注目される。

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