国際米ジョビー・アビエーションは10日、自動運転技術を搭載した「J208」で、米国10州を巡る1か月間の横断ツアーを開始したと発表した。商用貨物輸送、医療輸送、災害対応、防衛物流などへの活用を想定し、各地で飛行実証や物流用途の展示を行う。J208はセスナ・キャラバンをベースに自動運転システムを組み込んだ機体で、既存の認証済み機体を活用して自動航空物流への展開を図る。

(出所:ジョビー・アビエーション)
ツアーではアリゾナ、テキサス、サウスカロライナ、ノースカロライナ、バージニア、ケンタッキー、カンザス、オクラホマ、ユタ、オレゴンを巡る。テキサス州のフォートワースでは産業物流拠点のアライアンス空港で自動貨物輸送を披露し、ケンタッキー州ルイビルではUPSの大規模自動仕分け拠点「Worldport」で貨物自動化との連携を示す。
J208はこれまでに400回超の飛行、800時間超の自動飛行を実施しており、米軍の演習にも3回参加した。運航は完全無人ではなく、地上の遠隔操縦者が機長として飛行を監視し、飛行計画の更新や航空管制との通信を担う「監督付き自動運航」方式を採用する。
今回のツアーは、米政府が支援する次世代航空モビリティーの実証事業の一環でもある。ジョビーは各地で得た運航データを、将来の航空物流網の構築や、米連邦航空局による空域統合の検討に活用する。
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