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中国ブランド、中南米で現地供給網の構築進む

2026年9月11日 (金)

国際市場調査会社ユーロモニター・インターナショナル(英国)は9日、中国から中南米向けの輸出額が2025年に3000億ドル近くに達し、前年比7%増加したと発表した。中国企業は輸出にとどまらず、現地生産やサプライチェーン、販売網への投資を広げており、人口6億5000万人超の中南米市場で事業基盤を強めている。

分野別では家電や電子機器、EVで中国ブランドの存在感が拡大している。中南米における中国ブランドの家電販売数量は25年に20年比で55%増え、前年からも10%増加した。EC(電子商取引)の普及も市場拡大を後押ししており、ファッション分野ではシーインが20年の11位から25年には域内3位のアパレル・履物ブランドへ順位を上げた。

物流面では、ECやフードデリバリーの成長に伴い、域内での配送網や在庫配置の重要性も高まっている。25年にはデリバリーが中南米の外食市場売上高の25%を占め、19年比で金額ベース59%増加した。30年には外食市場の3分の1近くに達すると予測する。

ユーロモニターは、中国企業がデジタル注文や物流統合、配送を前提とした事業モデルを強みに中南米で展開を拡大するとみている。輸出中心だった中国企業の進出は、現地生産や物流・販売インフラへの投資を伴う段階へ移りつつある。

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