調査・データ名古屋大学発のベンチャーで、システム開発を手掛けるオプティマインド(名古屋市中区)は6日、顧客からの業務依頼や発注を受けて、即座に最適な訪問日時やスタッフをAIが自動計算する新システム「ScaLe(スケール)」をリリースしたと発表した。名鉄グループの名鉄クリーニング(名古屋市西区)と、集配クリーニングサービスの業務の平準化や訪問件数の拡大などに向けた実証実験も行っている。
同システムは顧客からの業務依頼や発注をもとに、AIがいつ、どこに、誰を割り当てるべきかを即時に自動計算し提示する。AIが最適な移動ルートや訪問時間を割り出すため、効率的なスケジュールを組むことができ、現場スタッフの負担を軽減し、人材を効率的に活用できる。また、迅速な対応で顧客の満足度も向上し、企業側も訪問可能件数の増加や移動コスト削減を図れる。
同社では、機器の設置や保守点検、出張買取、ハウスクリーニング、集配クリーニング、電気・水道・インターネットなどのインフラ工事、家具・家電設置などの業務での活用を想定している。
実証実験を行っている名鉄クリーニングは個人・法人向けのクリーニング事業を展開し、集配クリーニングも行っている。これまでは集配に必要な配車を、担当者の経験に頼って行っていたが、エリアの広さと多様な時間帯での注文・お問い合わせへの対応に限界が生じていた。
こうした問題を解決するためScaleを導入したが、移動時間と距離の短縮によるサービスの向上や、担当者の業務負担の軽減といった効果が出ているという。
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