8月の産業機械受注、内外需伸び46％増

荷主日本産業機械工業会は10日、8月の産業機械受注状況を発表した。8月の受注高は3920億7800万円（前年同月比46％増）で、内需が2080億8000万円（15.3％増）、外需は1839億9800万円（2倍増）となった。

内需のうち、製造業向けは8.3％増、非製造業向け26.6％増、官公需向け26.6％増、代理店向け3.2％減だった。

増加した機種は、ボイラ・原動機（83.7％増）、化学機械（6.3％増）、タンク（60.7％増）、ポンプ（2.8％増）、送風機（9.2％増）、変速機（2％増）、その他機械（13.7％増）の7機種で、減少したのは鉱山機械（28.8％減）、プラスチック加工機械（20.5％減）、圧縮機（6％減）、運搬機械（16.4％減）、金属加工機械（56.6％減）の5機種。

プラント案件はなく、ボイラ・原動機（2.6倍増）、化学機械（4倍増）、ポンプ（10.8％増）、送風機（4.4倍増）、変速機（1.8％増）、金属加工機械（7.1倍増）、その他機械（6％増）の7機種。減少した機種は、鉱山機械（56.4％減）、プラスチック加工機械（17.4％減）、圧縮機（7％減）、運搬機械（32.6％減）のほか、タンクは受注がなかった。

機種別では、ボイラ・原動機が石油・石炭、電力、外需の増加で2.2倍増、鉱山機械が窯業土石、外需の減少で36.1％減となった。冷凍機械を含む化学機械は外需の増加で62.2％増、タンクは外需の減少で19.5％となった。

プラスチック加工機械は化学、非鉄金属、電気機械、外需の減少で18.2％減、ポンプは官公需の増加で4.3％増、圧縮機は化学、電力、外需、代理店の減少で16.4％減、送風機は窯業土石、官公需、外需の増加で31.3％増となった。

運搬機械は化学、電気機械、情報通信、造船、卸売・小売の減少で22.4％減、変速機は紙・パルプ、その他製造業、運輸、卸売・小売の増加で2％増、金属加工機械は外需の増加で42.4％増となった。