京都駅にマルチエキューブ設置、手ぶら観光推進

サービス・商品JR東日本スマートロジスティクス（東京都墨田区）とJR東海は12日、予約やキャッシュレス、多言語に対応可能な多機能ロッカー「マルチエキューブ」を京都駅に初めて設置したと発表した。京都市交通局が同市の公民連携プラットフォーム「KYOTO CITY OPEN LABO」を通じて、「バスから地下鉄への利用誘導」と「手ぶら観光の推進」につながる取り組みを募集したのに対し、JR東海が多機能ロッカーの活用を提案した。

設置場所は京都駅八条口で、S・M・Lサイズが計72口ある。利用料金はSサイズ1日400円、Mサイズが同500円、Lサイズが同700円。予約をする場合、別途500円がかかる。また、ホテルへの当日配送サービスもあり、配送料金は1個あたりＳが1500円、Ｍが1600円、Lが1700円となっている。

決済方法はキャッシュカードか交通系ICカード、2次元コードで、現金は使えない。

▲利用シーン（クリックで拡大、出所：JR東日本スマートロジスティクス）

旅行前にロッカーを予約すれば、スムーズに荷物を預けられるほか、旅行中にスマホから配送を手配して荷物を預け、宿泊先のホテルで受け取るといった使い方もできる。

KYOTO CITY OPEN LABOは、京都市が抱える行政課題や社会課題を解決するための仕組みで、民間企業などから技術やノウハウ、アイデアを募集し、市の担当部署と民間企業が実証実験や具体的な施策などに取り組む。

市交通局では、多機能ロッカーの設置で手ぶらでの京都観光を推進し、観光客の利便性・快適性の向上や公共交通機関の混雑緩和を図るとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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