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▲入社式で挨拶する橋本社長（出所：商船三井）
ロジスティクス商船三井は1日、38人の新入社員（海上新卒17人、陸上キャリア採用21人）を迎え、入社式を実施したと発表した。橋本剛社長は挨拶で、グループの課題と今後の方向性を示し、「変革と伝統の両立」を掲げた。
橋本社長は、141年の歴史のなかで培われた「風通しの良い社風」を評価する一方で、「意思決定の遅さや保守的な傾向が課題」と指摘。グローバル競争が激化するなかで、企業風土の変革を進める必要があると強調した。そのうえで、「お互いを尊重し、建設的な議論を重ねる」という企業文化を継承しながら、持続的な成長を目指すと述べた。
同社は900隻を超える船舶を運航し、船員の大半が外国籍を占める。橋本社長は日本人船員を「将来の経営幹部候補」と位置づけ、育成を強化する方針を表明。また、AI（人工知能）翻訳の進化を踏まえつつも、「直接的なコミュニケーション力の重要性は変わらない」として、語学力の向上を呼びかけた。
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