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荷主花王は10日、記録的猛暑が続く近年の暑熱リスク対策を強化するため、スキンケアブランド「ビオレ」で法人向けの暑熱ケア事業「ビオレの冷サポート」を本格展開すると発表した。物流、建設、レジャー施設、飲食業など暑熱環境で働く企業を対象に、冷却シート「ビオレ 冷タオル」の利用を促す。
冷タオルは、肌温度を1時間にわたり3度下げるとされる冷却シート。清水建設の建設現場で先行導入したところ、使用者の90％が「効果を実感」と回答した。また、空調服との併用で肌温度が最大6度・30分間低下したことも確認された。先行導入企業は清水建設のほか、コカ･コーラ ボトラーズジャパン、よみうりランドなど100社に上る。
ビオレの冷サポート事業では、企業の福利厚生の一環として、暑熱リスクのある職場環境や災害時の備えとして冷却シートを常備化し積極的な使用を促進。通常タイプと子ども・高齢者向けのノンアルコールタイプをラインアップし、すでに販売中の製品に加え「子どもも使える冷タオル」特別梱は2026年3月30日に発売される。
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