セーラー万年筆、フライトシステムコンサルティングと提携

産業・一般セーラー万年筆は19日、フライトシステムコンサルティングとの間で、電子文具事業（アドバンス・ステーショナリー・サービス事業）で幅広い業務提携を行うことについて基本合意し、同日、業務提携契約を締結したと発表した。双方の強みを活かし、通信機能、知能、コミュニケーション支援機能を付加することで製品の利便性向上を図る狙い。

業務提携では、セーラー万年筆が販売しているペン型の電子文具「音声ペン」に、フライト社が通信機能を付加することで、「世代・ライフスタイル・嗜好を超えたサービス連携の実現を目指す」。具体的には、セーラー万年筆がペン型スマートデバイスや不可視コード印刷ノウハウの提供を行い、フライト社はクラウド系サービス、ソーシャルストリーム系連携サービスのノウハウを活用し、専用アプリケーションの開発とWEBシステム構築を担う。

最初に立ち上げる市場として、国内で1000万世帯あると言われている高齢単身、夫婦の現状に注目し、高齢者世代とデジタル世代とのIT格差を超えたコミュニケーションを可能にする電子文具サービスを共同で展開する。