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【四半期決算】アルプス物流3Q、電子部品物流が好調

2011年2月1日 (火)

ロジスティクス【平成23年3月期第3四半期連結業績】
社名:アルプス物流
売上高:507.1億円(12.7%増)
営業利益:31.0億円(15.5%増)
経常利益:30.3億円(9.3%増)
四半期純利益:14.9億円(6.5%増)

 

主力の電子部品物流は、国内で4月に筑波営業所(茨城県)、5月に厚木デポ(神奈川県)を開設した。

 

倉庫関連では、事業運営の効率化や保管能力の拡大を目的に、北上(岩手県)での新倉庫建設、小名浜営業所(福島県)の倉庫増築に着工した。また、10月1日付で同社は、TDKラムダ・ファシリティーズの全株式を取得した。社名をアルプス物流ファシリティーズに変更し、南茨城エリアでの新規・深耕拡販に取り組んでいる。

 

海外では、中国では輸出加工区と長距離トラック輸送「アルプス特快便」を組み合わせた同社独自サービスの拡大を目的に、4月に煙台支店(山東省)を開設した。

 

また、タイ・アユタヤ倉庫や、米国・マッカレン(テキサス州)倉庫の増床など、既存拠点の拡充を図るとともに、これまで代理店を活用してビジネスを行ってきた台湾、韓国で、9月に台湾・台北市近郊に台湾アルプス物流の設立、1月に韓国駐在員事務所の開設など、新たな地域へも拠点展開を進め、グローバル・ネットワークを強化。

 

また、3月に運用を開始した新運送システムを活用して、輸送品質・輸送効率の向上や業務の合理化を進めるなど、生産性の向上や「絶対品質」の提供に取り組んだ。

 

顧客の最適地生産へのシフトや物流合理化ニーズが加速する中、国内外が一体化したグローバル営業活動、同社独自のサービス・メニューの提供など、積極的に新規・深耕拡販を推進。電子部品市況の回復と相まって、増収増益を達成した。