東洋ゴム、エコタイヤ3商品がトラック省エネ補助対象に

荷主東洋ゴム工業は6日、同社のエコタイヤ「ゼロシスシリーズ」3商品・23サイズが、国土交通省がトラック輸送の省エネ対策（燃料費高騰対策）として導入を補助している商品の対象になったと発表した。

補助は、国交省がトラック輸送の燃料費高騰対策を目的として2013年度補正予算で適用するもので、執行団体の全日本トラック協会が「転がり抵抗値を大幅に低減しているタイヤ」を対象に定め、3月下旬から導入支援を希望する事業者の申込み受付けることになっている。

エコタイヤとして補助対象となったゼロシスシリーズは、燃料油費用の節減、CO2の排出削減を求める社会情勢を受けて、同社が2002年に開発したトラック・バス用低燃費タイヤブランド。

特に「M667プレミアム」は、07年に高速道路利用率の高い車両を保有する輸送業者向けに使用燃料とCO2削減に特化し、トラック・バス用タイヤ基盤技術「eバランス」技術を採用。環境性・燃費性・経済性・耐久性などの性能を高いレベルで向上したプレミアムタイヤとして利用されている。

「M666ゼロシス」は、低摩耗性と耐磨耗性を高いレベルで実現させた全天候型のタイヤで、従来品（M636）に比べて30％転がり抵抗を低減させた。「M966ゼロシス」は、低燃費性能とアイス性能を高いレベルで両立させたスタッドレタイヤで、従来品（M929プレミアム）比で35％転がり抵抗を低減させた。