国際米鉄道大手ユニオン・パシフィック(UP)とカナディアン・ナショナル鉄道(CN)は22日、UPが計画するノーフォーク・サザン(NS、米国)の買収に関連し、CNの競争可能な鉄道アクセスを確保する法的拘束力のある覚書を締結したと発表した。合意は、米陸上運輸委員会(STB)による合併承認と取引完了を条件とする。
合意によると、合併によって利用可能な北米1級鉄道が2社から1社、または3社から2社に減る荷主施設について、商業面や運行面で可能な場合、CNに新たなアクセス権を付与する。鉄道会社の選択肢減少を抑え、荷主の競争環境を維持する狙いがある。
CNはまた、NSが保有するカンザスシティ・ターミナル鉄道とセントルイス・ターミナル鉄道協会の持ち分を取得する。イリノイ州タスコラ-イーストセントルイス間では通過運行権を得るほか、ミズーリ州セントルイス-カンザスシティ間の顧客に対するサービス権も確保する。UPのネフ操車場を利用することで、初めてカンザスシティ中心部に事業基盤を確保する。
CNは今回の合意を受け、UPとNSの合併に反対しない方針。両社はSTBの審査過程で協力し、合意内容の実現を目指す。大型再編に伴う競争低下への懸念に対応する一方、合併自体の可否は今後の規制当局の判断に委ねられる。
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