国際DPワールド(UAE)は22日、UAE東岸のフジャイラ首長国にコンテナ・多目的ターミナルと一般貨物ターミナルを新設することで、フジャイラ港湾局と基本合意したと発表した。事業期間は50年間。UAE国内の港湾処理能力を拡大するとともに、ジェベル・アリ港を中心とする物流ネットワークと接続し、国内外の貨物輸送を一体化する。

▲フジャイラ港湾局との署名の様子(出所:DPワールド)
新設するのは、アル・ルガイラット・コンテナ・多目的ターミナルとディバ一般貨物ターミナル。アル・ルガイラットには大型コンテナ船が接岸できる深水港を整備し、年間最大250万TEUのコンテナ、一般貨物170万トン、自動車換算19万台を取り扱う計画。ディバでは年間最大360万トンの一般貨物処理能力を追加する。
両ターミナルの稼働後、DPワールドがUAE国内で保有するコンテナ取扱能力は、現在の年間1940万TEUから2200万TEUへ拡大する。一般貨物やRORO貨物の処理能力も引き上げる。
新拠点は、DPワールドの内陸物流網を通じてジュベル・アリ港やジュベル・アリ・フリーゾーン(JAFZA)と接続する。港湾、物流拠点、最終市場間での貨物移動を効率化し、荷主に複数の港湾や輸送経路を選択できる体制を提供する。ジュベル・アリ港の稼働率が高まるなか、東岸に追加能力を確保し、港湾集中による物流上の制約を緩和する狙いもある。
フジャイラはオマーン湾に面し、ホルムズ海峡の外側に位置する。新ターミナルの整備により、地域航路や国際航路との接続を強化し、海事サービスや港湾物流の集積を進める。
整備は段階的に進め、着工から完成まで24-30か月を見込む。
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