ロジスティクス自動車輸送を手がけるゼロは7月30日、追浜カスタマーサービスセンター(CSC)で勤務する入社10年の石渡ドライバーの取り組みを紹介した。構内作業や自走業務から経験を積み、1台積み車、積載車を経て、現在はトレーラー輸送を担当する。現場工程を幅広く経験したことで、作業全体を見渡した運用改善や若手育成にも関わっている。
石渡氏は日常業務で「どうすればより早く、より効率よく進められるか」を意識しているという。構内作業の経験を基に、ドライバーの拘束時間を短縮する運用をセンター長へ提案し、1週間後に導入された。改善策は現在も運用され、拠点の生産性向上につながっている。
仕事のやりがいについては「やった分だけ収入として返ってくること」と話す一方、現在は展示会向けのコンセプトカーや開発中のテストカーなどを扱う「秘匿車輸送」を目標に掲げる。機密性の高い車両の輸送には、通常業務以上の運転技能や車両知識、情報管理が求められる。
後輩との接し方では、18歳で入社した当時に先輩から受けた指導を意識している。新入社員や若手ドライバーに目を配り、「自分がされて嬉しかったことを下にもする」という姿勢で技術や経験を伝えているという。
将来、管理職に就いた場合の姿について、石渡氏は「自分がされて嬉しかったことを、周りにもしてあげられる。そんな上司だったら、みんなに愛されますよね」と語る。現場改善と技術継承の両面で、次世代を支える中堅としての役割を担いつつある。

▲出発前点検を行う石渡ドライバー(出所:ゼロ)
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