財務・人事AUDER(東京都港区)は3日、シリーズAラウンドのファーストクローズで総額4.5億円の資金調達を実施したと発表した。ALL STAR SAAS FUND(リード)と農林中金キャピタルを引受先とする第三者割当増資で、累計調達額はデットを含め5.7億円となる。調達資金はプロダクト開発、導入先の拡大、採用強化に充てる。
同社は、食品流通の物流現場で使われる既存の倉庫管理システム(WMS)などに後付けで導入できるAI検品プラットフォーム「AUDER」を提供している。スマートフォン1台で入出荷検品をデジタル化し、出荷検品データを納品先へリアルタイムに連携することで、入荷側での検品レスや納品書レスの実現を目指す。
食品流通では、メーカー、卸売業者、小売業者の間で入出荷プロセスが繰り返される。EDIで商取引データは連携される一方、数量差異や賞味期限、ロットなど物流現場で必要な情報がタイムリーに共有されず、入荷側での再検品や目視照合、手入力などの重複作業が生じているという。
AUDERは8月、AI-OCR機能を正式にリリースした。アナログな発注書・送り状を電子化し、入出荷予定として活用できるようにする。福岡県魚市場、エス・ケー・ラインを含む複数社での導入を予定している。
今後は、画像認識ベースの検品効率化を進化させるとともに、AGVなどと連動した入出荷検品の自動化を見据えた技術開発を進める。入出荷の自動化や自動倉庫、バース管理などとの連動を通じ、ヤード全体でのオペレーション最適化に取り組む。
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