荷主包装素材を開発するオケアノス(米国)は2日、炭酸カルシウムを主原料の一つとする素材技術「Made From Stone」の日本展開を本格化すると発表した。東京都の「GX外国企業市場参入支援事業」の支援対象に選ばれたことを受け、国内の包装材メーカーやブランド企業との協業を進める。
Made From Stoneは、従来の包装材に含まれるプラスチックの一部を炭酸カルシウムに置き換え、樹脂使用量を抑える素材。オケアノスによると、新たな製造設備を導入せず、既存の成形・加工ラインで使用できるという。

(出所:オケアノス)
すでにアルゼンチンでは宅配・EC(電子商取引)向けバッグやレジ袋、米国とタイでは家庭用品の包装材を商業生産している。エクアドルではマーガリン向けの食品容器、ブラジルでは化粧品会社オ・ボチカリオのフレグランス製品に用いるキャップ部品へ採用された。軟包装フィルムから半硬質の食品容器、金属蒸着加工を施す硬質部品まで、異なる製造工程での導入実績を日本企業への提案材料とする。
製品ごとにプラスチック使用量やCO2排出量の削減効果を算出するLCA(ライフサイクルアセスメント)データも作成する。QRコードを通じて消費者へ環境情報を表示する仕組みや、企業のESG情報開示への活用も想定する。
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