認証・表彰ヤンマーホールディングスは4日、グループ会社のヤンマーパワーソリューションが開発する舶用水素燃料電池システム「GH-FCシリーズ」が、国際的な船級協会DNVの型式承認を取得したと発表した。
GH-FCシリーズは、水素と酸素を反応させて発電する船舶向けのシステムで、航行時にCO2を排出しない。モジュール構造を採用し、船舶の用途や必要な出力に合わせて80、160、240、320キロワットの構成を選べる。

▲授与式の様子(出所:ヤンマーホールディングス)
ヤンマーは2015年から水素燃料電池技術を開発し、23年に舶用システムを商用化した。国内では商船三井テクノトレードの旅客船「HANARIA」、東京都の業務艇「東京みらい丸」「つきじZERO」、黒瀬水産の養殖給餌漁船「ZERO-E黒瀬」などへの搭載実績がある。
日本郵船が27年春の就航を予定するクルーズ船「AMANE」(海音)にも採用されており、旅客船や業務艇、漁船など幅広い船種に対応し、海運業界の脱炭素化に向けた実用的なエネルギー源として期待を集める。
今回の型式承認を受け、ヤンマーは国内で蓄積した運用実績を生かし、欧州を含む海外市場でGH-FCシリーズの展開を進める。今後も水素燃料電池システムの普及を通じ、海運業界の脱炭素化を推進する。
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