荷主Mattermost Japan(東京都港区)は10日、野村総合研究所(NRI)が国内データセンターで運用する「Oracle Alloy」上で、セキュアなコラボレーション基盤「Mattermost Sovereign Mission Environment」(SME)の提供に向けた取り組みを始めると発表した。日本オラクルも協力し、防衛、金融、公共、製造、重要インフラなど機密性の高い分野での利用を想定する。
NRIの統制下にある国内クラウド環境で、メッセージングやワークフロー、AI(人工知能)推論などを実行できるようにする。海外クラウドへの依存を抑え、データ管理や運用統制、経済安全保障上の要件に配慮しながら、生成AIやエージェントAIを業務に組み込む狙い。
Mattermostは、エアギャップ環境や通信が制限・不安定となるDDIL環境にも対応可能としており、外部サービスの障害時にも組織内の通信や業務フローを維持する用途を見込む。NRIは同基盤をマネージドサービスとして提供し、自社のクラウド関連サービスと組み合わせた運用にも対応する。
今後は、AIエージェント機能やRAG、MCPの提供、金融機関向けAI基盤との連携、防衛・安全保障分野向けの機密ネットワーク対応、重要インフラ事業者向けのインシデント対応やDevSecOps支援などを順次検討する。
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