産業・一般日立製作所は14日、産業やエネルギー、モビリティーなどの社会インフラでフィジカルAIを安全に運用するための「ガードレール技術」を開発したと発表した。
日立が開発した技術は、設備などの設計段階と実際の運用段階の両方で安全性を確認する。設計時には、仕様書などから機器や制御の関係をAI(人工知能)が整理し、事故につながる危険要因や安全上の条件を抽出する。運用時には、その条件を基にAIの制御指令をリアルタイムで監視し、危険につながる可能性があれば、安全な範囲に収まるよう指令を補正する。補正が難しい場合は、AIとは別系統の安全装置で非常時停止する。
公開された設計仕様を使った予備評価では、重大な事故や運行停止などにつながり得る主要な危険要因22件のうち20件を抽出した。また、人と自動機械が混在する環境を想定した自動走行の検証では、安全上の条件を満たしながら、従来の非常時停止方式に比べて過度な停止を89%削減した。
今後は実際の運用を想定した条件で検証を進め、産業、エネルギー、モビリティーなどの社会インフラへの展開を目指す。
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