サービス・商品ホロンシステム(東京都千代田区)は5日、製造・物流現場のカメラ映像をAIで分析する「SimLex AI Vision」を開発し、正式展開に先駆けてトライアル導入企業の募集を開始したと発表した。設備の稼働状況や作業者の動き、仕掛品・荷物の滞留などを可視化し、現場改善に活用できるようにする。
製造・物流現場では、設備停止や作業者の待機・移動、仕掛品や荷物の滞留などを継続的に把握することが難しい。録画映像を使って原因を調べる場合も、長時間の映像から対象場面を探す必要があり、状況把握や原因分析が担当者の経験や記憶に依存しやすいという。

▲AIが「作業者」と「ランプの色」を自動解析(出所:ホロンシステム)
SimLex AI Visionは、物流センターや製造現場に設置した汎用ネットワークカメラの映像を解析する。作業者の移動・待機状況、工程ごとの仕掛品や荷物の滞留場所・滞留量、設備停止の発生時刻や継続時間などを把握できる。前日の映像をAIが分析し、翌日にダッシュボードで確認できる形に整理することで、改善すべき箇所や優先的に取り組む課題の検討に役立てる。
専用カメラは必要とせず、市販の汎用カメラを利用できるため、工場や物流センター全体ではなく、課題を把握したい設備や工程から小規模に導入できる。トライアルは先着10社を対象とし、実際の現場から得られた課題やニーズを今後のサービス開発に反映する。
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