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海水由来の水素で港湾脱炭素、上組が実証

2026年11月5日 (木)

環境・CSR上組は5日、東京都が主導する「東京ベイ eSGプロジェクト」の2026年度「Tokyo Bay Innovation Field(プロジェクトサポート型)」に、同社が提案した実証事業が採択されたと発表した。東京港で海水から水素を現地製造・供給するモデルを構築し、水素の輸送コスト削減と港湾の脱炭素化を目指す。

実証は2026〜28年度の3年間で実施する。海水から水素を製造する技術を持つpHydrogen(ファイドロジェン、東京都千代田区)と連携し、安価な金属と海水を使ってグリーン水素を製造する。現地で水素を直接製造・供給するオンサイト方式により、輸送コストの削減効果を検証する。

26年度はラボで設備のスケール拡張と耐久試験を実施する。27年度には中央防波堤エリアで太陽光発電を活用した屋外実証に移行し、28年度は港湾内で実証するとともに、コスト削減効果を試算する。実施場所は中央防波堤エリアや上組東京多目的物流センター内などを予定する。

事業では上組が代表事業者として全体を統括し、実証場所を提供する。pHydrogenは海水電解システムの開発・運用を担う。東京港におけるカーボンニュートラルポート形成に向け、港湾内で水素を製造・供給する仕組みを検証する。

上組は中期経営計画で「新たな物流ニーズに対応した事業拡大」を基本方針の一つに掲げており、新エネルギー関連事業を強化している。今回の実証を通じ、輸送コストの削減と港湾の脱炭素化につながるモデルの構築を進める。

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