
▲高純度硫酸銅「ユピノーグ」(出所:JX金属)
荷主JX金属は5日、高純度硫酸銅「ユピノーグ」の需要拡大に対応するため、茨城事業所日立地区に製造ラインを増設すると発表した。生産能力を2026年度上期比で50%引き上げる。新設備は27年度下期から順次稼働し、先端半導体市場の成長に対応した安定供給体制を強化する。
ユピノーグは、同社独自の高純度化処理技術で製造する高純度硫酸銅。鉱石由来や排液由来の一般的な硫酸銅に比べ、不純物を低い水準に抑えている。プリント基板のスルーホールやビアフィル用の銅めっき液、半導体製造のダマシンプロセス向け材料として供給している。
同社によると、生成AI向けを中心に先端半導体需要が拡大し、高純度硫酸銅の需要も増加している。特に半導体の高性能化・高集積化を支える先端パッケージング分野や、HBM(広帯域メモリー)などに用いる高品質な銅めっき材料の需要が急速に高まっているという。
ユピノーグは40年以上にわたり展開しているめっき関連事業の中核製品の一つで、高純度化技術と安定供給体制を強みとする。顧客から高品質な製品の長期安定供給に対する期待が高まっているとしている。
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