明石運送（兵庫）が民事再生法の適用申請

M&A帝国データバンク（TDB）は3日、明石運送（兵庫県三木市）が5月30日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請したと発表した。申請代理人は宮本圭子弁護士（大阪府大阪市中央区）ほか。

同社は1979年1月創業、86年10月に法人改組した貨物自動車運送業者で、30台程度の車両を保有し、肥料関連の配送を主体に手掛け、大手メーカーなどを得意先に05年3月期には売上高10億800万円を計上していた。

しかし、従来から収益性が低く、不採算の配送センター業務を他社へ移譲するなどのリストラを実施したものの、近年の売上高は6億円前後にとどまり、燃料価格の高騰などから資金繰りが好転しないなかで今回の事態となった。負債は推定1億円。