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海運網、分断リスクで代替ルートの重要性増す

2026年9月28日 (月)

(出所:DPワールド)

国際港湾・物流大手DPワールド(UAE)は24日、世界海事デーに合わせて海上貿易の構造変化を分析した白書を公表した。地政学リスクや気候変動、通商政策の変化、製造拠点の分散によって既存航路への負荷が高まるなか、港湾と海運、内陸輸送を組み合わせた代替ルートの確保が重要になっていると指摘した。

世界の商品貿易は重量ベースで80%超を海上輸送が担い、コンテナ貨物の取引額は14兆ドルに上るという。DPワールドは、主要航路が寸断された場合にも貨物を動かせるよう、フィーダー輸送や沿岸輸送、短距離海運を鉄道、道路、河川輸送と接続し、複数のゲートウェイを持つ輸送網の必要性が高まっているとしている。

また、生産拠点はインド、東南アジア、中南米、中東、アフリカなどへ分散し、新たな地域間輸送を生んでいる。発展途上国間の「南南貿易」も拡大し、物品輸出額は1995年の5000億ドルから2025年には8兆8000億ドルへ増加した。現在は発展途上国の輸出の半分超が、他の発展途上国向けとなっている。

DPワールドは200港超を500隻超の船隊で結ぶネットワークを展開しており、今後は既存の主要航路だけでなく、地域航路と内陸物流を結ぶ柔軟な輸送網の構築が海上物流の安定性を左右するとみている。

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