国交省、重量基準2倍超の違反者を即時告発

行政・団体国土交通省は23日、車両制限令を一部改正し、重量が基準の2倍以上の悪質違反者に対して即時告発（レッドカード）を実施すると発表した。

重量違反の大型車両が道路の劣化に大きな影響を与えているとして通達を改正したもので、23日から即日施行する。

国の実験結果によると、道路橋の劣化に与える影響は軸重20トンの車1台が10トン車4000台に相当し、全走行車両のわずか0.3％の重量違法車両が道路橋の劣化の9割以上を引き起こしていることがわかっている。

これまでも違反で重大交通事故を発生させた場合や指導に従わず違反を繰り返す常習違反者を対象に告発を行ってきたが、今後は、特に基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対して現地取締りで違反を確認した場合、即時告発を行うなど、取締りなどを強化する。

国交省では昨年11月7日から12月7日までパブリックコメントを実施していた。