川崎汽船、ボストン沖でイタリア人船員2人を救助

話題川崎汽船は2日、同社が運航するチップ船「DAIO AZALEA」（太洋日本汽船の海外子会社所有パナマ籍船）がボストン東方1670キロ沖で沈没した双胴船「STELLA COMETA」から乗組員2人（イタリア人）を救助したと発表した。

STELLA COMETAは、ニューヨークを出港後、ポルトガルへ向けて航行中だったが、高波を受けたことでマストが損傷し、浸水が始まったために救助を要請していた。現場から約52キロ離れた地点を航行中のDAIO AZALEAは、5月11日午前5時15分（現地時間）に米国沿岸警備隊から救助要請を受けて現場に急行し、午後7時45分に救命筏で漂流中の乗組員を発見、午後10時30分に2人を無事に救助した。

夜間で時化の中での救助作業となったが、乗組員2人の健康状態に問題はなく、5月23日にイタリアのポッツァッロ港で無事下船した。