商船三井、次世代自動車船「フレキシー」4隻を発注

ロジスティクス商船三井は23日、南日本造船（大分県臼杵市）に次世代型自動車船4隻の建造を発注したと発表した。4隻は2017年から18年にかけて段階的に竣工し、自動車輸送サービスへ投入する。

今回発注した自動車船は艙内構造を大幅に見直し、デッキ数を従来の12層から14層に変更。デッキの高さを調整できるリフタブルデッキを2層から6層へ増やし、固定デッキ間に連続2層ずつ設置するとともに、リフタブルデッキの高さ設定の自由度を高める新設計を採用した。

こうした新デッキ構造により、さまざまな高さの車両を効率よく積載できるようになり、多様化する車両輸送の需要に対応する。

同社は新デッキ構造を採用した自動車船を「FLEXIE」（フレキシー）シリーズと命名、リフタブルデッキの自由度を活かした車両輸送のマーケティングをグローバルに展開。併せて、同社グループが取り組んでいる「MOLプロジェクト&ヘビーカーゴ」の強化を図る。

■主要目
全長：199.95m
全幅：32.2m
載貨台数：6800台（基準小型車換算）