日本郵船、比沖で遭難漁船の乗組員9人救助

国際日本郵船は10日、同社が運航する木材チップ専用船「クリムゾン・ポラリス」が今月7日にフィリピン沖を航行中、遭難した漁船の乗組員9人を救助したと発表した。

本船は豪州から中国に向けて南シナ海を航行中の7日、緊急遭難通報を受信し、ただちに応答。同日午後に乗組員9人を救助した。負傷者もおり、乗組員が応急処置にあたった。

遭難した漁船は、フィリピンのボリナオを出港した2日後の5日に悪天候で転覆。漁船乗組員は海中に投げ出され、2日間漂流していた。9人は7日に救助された後、8日朝に沿岸警備隊に引き渡された。

■クリムゾン・ポラリスの概要
船長：デラ・クルズ氏
船籍：パナマ
船員：20人（船長含む、全員フィリピン人）
総トン数：3万9910トン
船種：木材チップ専用船
管理会社：ライトハウスシップマネジメント社