ナビタイム、法人向け運行管理に警報･天候通知機能

サービス・商品ナビタイムジャパンは13日、法人向けの運行管理サービス「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」に「警報注意報アラート」と「天候案内」機能を追加し、提供を開始した。

ビジネスナビタイム動態管理ソリューションは、運送会社など複数の社用車を保有する法人企業向けに、スマートフォンを活用した動態管理、カーナビゲーション機能を提供するクラウド型運行管理サービスで、パソコンとスマートフォン端末があれば、複雑なシステムを導入することなく、すぐに利用を開始できる。

このソリューションでは、社用車の配車計画の作成、作業者の現在位置確認、作業ステータスの確認や登録、本格的なカーナビゲーション、メッセージの送受信などを行うことができる。

13日から提供を開始した機能のうち警報注意報アラートは、管理者向けの画面上で作業者の現在地、次の訪問先周辺に出ている気象警報・注意報を一覧表示する。警報などが発令されている場合は、直感的に分かりやすいアイコン色の変化で通知。通常はグレーで、注意報は黄、警報は赤で表示する。

管理者が動態管理を行いながら、警報や注意報をリアルタイムでキャッチできるため、荷主への事前連絡、作業者への警報発生地域を避けた配送ルートの指示、荷物の安全確保といったことが可能になる。

また、天候案内機能は作業者向けのスマートフォンアプリで利用。ルート案内開始時、ルート案内中、目的地到着時にリアルタイムの天候情報を発話して案内する。

ルート案内中は、新たに大雪警報などの気象警報や注意報が発令された場合や、ゲリラ豪雨などの強い雨が発生する可能性がある場合に発話して案内する。事前に天候が分かるため、あらかじめ「降雨用の装備品を準備しておこう」といった判断に役立つ。

同社は「2014年2月の記録的な大雪を境に、新聞や食品などの運送事業者を中心に、悪天候や災害時の運行管理サービスの需要は高まっている。災害情報を事前にお知らせすることで安全で安定した運行、配送を支援し、訪問先の顧客の満足度向上にも貢献できればと」としている。

■「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」のサービス紹介
http://fleet.navitime.biz/