4月の産業機械受注高、内外需とも1割減

調査・データ日本産業機械工業会は12日、4月の産業機械受注状況を発表した。受注高は2440億2400万円（前年同月比13.3％減）で、内需が1828億6200万円（13.1％減）、外需が611億6200万円（13.6％減）となった。

内需のうち、製造業向けは14.7％増、非製造業向け45.4％減、官公需向け9.1％減、代理店向け13.3％増だった。

増加した機種は鉱山機械（38.1％増）、化学機械（1.1％増）、タンク（36.8％増）、プラスチック機械（37.8％増）、ポンプ（27.5％増）、圧縮機（5.7％増）、送風機（6.3％増）、金属加工機械（28.9％増）の8機種。

減少機種はボイラ・原動機（47％減）、運搬機械（2.7％減）、変速機（8.2％減）、その他機械（23.7％減）の4機種となった。

外需のうち増加した機種は、化学機械（7.9％増）、タンク（前年同月の受注額がマイナスのため、比率を計上できず）、プラスチック機械（3.2倍増）、ポンプ（23.3％増）、圧縮機（21.8％増）、金属加工機械（3.2倍増）の6機種。減少したのはボイラ・原動機（69.1％減）、鉱山機械（57.7％減）、送風機（19.6％減）、運搬機械（38.3％減）、変速機（8.4％減）、その他機械（43.4％減）の6機種だった。

機種別では、ボイラ・原動機が電力、その他非製造業、外需の減少で51％減、鉱山機械が窯業土石、鉱業、建設の増加で31％増、冷凍含む化学機械が外需、代理店の増加で2.6％増、タンクが石油・石炭の増加で39.5％増となった。

プラスチック加工機械が自動車、その他製造業、外需の増加で52％増、ポンプが官公需、外需の増加で26.5％増、圧縮機がはん用・生産用、その他非製造業、外需の増加で11.8％増、送風機が自動車の増加で5.3％増。

運搬機械が鉄鋼、電力、運輸・郵便、卸売・小売、官公需、外需の減少で14.2％減、変速機が化学、電気機械、その他製造業、運輸・郵便、官公需、外需、代理店の減少で8.2％減、金属加工機械が鉄鋼、外需の増加で58.2％増となった。