楽天が流山･枚方で新物流拠点、処理能力アップ狙う

EC楽天は18日、同社が運営する物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」で使用する物流拠点として、千葉県流山市で「楽天フルフィルメントセンター流山」を立ち上げた。21日には、大阪府枚方市で「楽天フルフィルメントセンター枚方」の稼働も開始し、東西で保管から出荷までをカバーする物流の処理能力を高める。

楽天スーパーロジスティクスは「楽天市場」出店店舗の商品の保管から出荷までを楽天が一括で担う物流サービスで、これまでも千葉県市川市と兵庫県川西市に物流センターを設け、入荷から配送までを提供してきたが、これらの既存拠点に加えて新たに2拠点を立ち上げることで、サービスの処理能力向上を図る。

新センターでは、最新の自動倉庫や仕分けソーターを導入し、運営の効率化と省人化に取り組む。出店店舗の商品の保管と出荷拠点としてだけでなく、配送サービス「楽天エクスプレス」の仕分けや出荷拠点としても活用する。今後も拠点を段階的に拡大していく方針。

■Rakuten Fulfillment Center Nagareyama（楽天フルフィルメントセンター流山）の概要
物件名：GLP流山II
所在地：千葉県流山市南261
稼動開始：2019年1月18日
面積：2万4000坪
建物階数：地上4階建（事務所部5階建）

▲楽天フルフィルメントセンター流山

■Rakuten Fulfillment Center Hirakata（楽天フルフィルメントセンター枚方）の概要
物件名：GLP枚方III
所在地：大阪府枚方市長尾谷町1丁目2-1
稼動開始：2019年1月21日
延床面積：3万6000坪
賃借面積：2万3000坪
建物階数：地上5階建

▲楽天フルフィルメントセンター枚方