パイオニア、インドネシアで委託生産開始

拠点・施設パイオニアは19日、東南アジア地域の販売・生産体制を強化するため、インドネシアで10月上旬に駐在員事務所を開設し、来春から現地生産を開始すると発表した。

インドネシアに駐在員事務所を設立することで、市販向けカーオーディオの販売体制を強化するとともに、購買意欲が高まっている中間所得層に向け、ホームオーディオなどの販売も力を入れる。

同国では、自動車メーカーの増産投資が相次いでいることから、現地のEMS生産企業と提携し、自動車メーカー向けビジネスを強化する。現地生産を行うことで、タイの一極集中生産に伴うリスクを分散するとともに、コスト競争力を強化し、東南アジアで事業拡大を目指す。委託生産は初年度100万台から開始し、段階的に拡大していく。