大和ハウス、岩手･花巻市で1.4万m2マルチ型着工へ

拠点・施設大和ハウス工業は9日、岩手県花巻市に同市初となるマルチテナント型物流施設「DPL岩手花巻」を着工する、と発表した。8月1日に着工し、2021年3月31日の竣工を目指す。

同施設は、東北自動車道「花巻インターチェンジ」から1.2キロと近く、釜石自動車道や秋田自動車道へのアクセスも容易なことから、岩手県内だけでなく、北東北エリアへの配送拠点としても優れた立地。また、JR東北本線「花巻空港駅」から徒歩10分に位置しているため、職住近接の就労環境が整う。

建屋は延床面積1万3665平方メートルの鉄骨造平屋建てで、3000平方メートルの区画から最大4テナントが入居可能。同社では、半導体・自動車部品関連やインターネット通販事業者など、東北方面の配送を手がける事業者の入居を見込む。

なお、大和ハウス工業と花巻市は、同日付で「地震等の災害発生時における物資集積協力に関する協定書」を締結しており、「DPL岩手花巻」は災害発生時に支援物資の一時保管や集積拠点として活用されることが決まっている。