日通、タイの航空貨物連携国内配送でGDP認証

国際日本通運は27日、タイ現地法人のタイ日通が航空貨物フォワーディングと連携したタイ国内輸送サービスを対象に、昨年12月22日付で医薬品の適正流通基準（GDP）の認証を取得した、と発表した。

日系の医薬品販売会社に対して輸入フォワーディング、配送サービスを拡販し、すでにGDP認証取得している日通グループ各社と連携、非日系企業に対する販売を広げる。将来的には、業容拡大に向けて保管サービスの認証取得も検討する。

タイでは少子高齢化が進行し、ライフスタイルの欧米化に伴う生活習慣病の罹患者が拡大していることを受け、国民の医療や医薬に対する関心が高まっている。こうした環境変化に伴い、同国の医薬品市場の年伸長率は5％前後の成長率で推移し、医薬品市場に占める輸入医薬品の割合は57％となっている。