クリーンルームで物流加工、埼玉で受託開始

サービス・商品物流・通販代行業などを展開するデータビジネスサプライ（東京都渋谷区）はこのほど、商品への異物混入を防止する「クリーンルーム物流加工サービス」の一般受託を開始した。すでに一部の得意先向けに提供していたが、運用ノウハウが確立したことや、コロナ禍の長期化による危機意識の高まりなどを受け、本格展開を決定した。

具体的には、2019年に同社の埼玉センター内に完成したクリーンルーム内で、微細なゴミや異物などを混入させずに検品や封入などを行う。同社によればクリーンルームは、量販店などへの大量ロット品の流通過程において、異物混入や品質不良などへの対策が不可欠になったことを機に設けたという。

問い合わせが増加しているのは、衛生マスクや化粧品、菓子などで、すでに年間100件超を受注。1300万枚超のマスクを検品した実績もあり、「大量ロット・短納期の希望にも高品質で対応できる」とアピールしている。