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トール、ツール活用しコミュニケーション効率向上

2021年4月22日 (木)

拠点・施設社内向けAIチャットボットを提供するHiTTO(ヒット、東京都千代田区)は22日、日本郵便子会社のトールエクスプレスジャパン(大阪市中央区)の人事部門がこのほど、同社のチャットボット「HiTTO」を導入したと発表した。ワークスモバイルジャパン(東京都渋谷区)が提供するビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」との連携により、生産性を向上しているという。

HiTTOによれば、トール社ではこれまで、ドライバーからの問い合わせは各拠点に寄せられ、各拠点で回答できないものが本社に上げられ、その数は月500件に上っていた。その内容は多くが定型的なものであるにもかかわらず、8割が電話で寄せられていたため、本社従業員は対応に時間を取られていたという。

トール社はそのため、電話に代わる従業員のコミュニケーションハブとしてLINE WORKSを使用し、さらに、無償でLINE WORKSと連携ができ、利用促進サポートが充実している「HiTTO」を2月に導入。LINE WORKS上でドライバーや拠点からの問い合わせに自動応答できる仕組みを構築しした。

導入後は定型的な問い合わせの対応の削減に加えて、社内におけるLINE WORKSの利用も進み、現場の混乱も解消された。合わせて、人事部門の業務のノウハウも体系化がすすんだという。