アサヒロジスティクス、新潟営業所開設で効率化

（出所：アサヒロジスティクス）

拠点・施設アサヒロジスティクス（さいたま市大宮区）は5月31日、新潟営業所（新潟市江南区）を開設したと発表した。米飯からフローズンまで幅広い食品に対応できる輸送車両を同社で初めて本格的に導入。保有台数の削減による物流コスト削減と配送ルートの効率化を実現する。

新潟営業所は、2021年4月にアサヒロジスティクスグループに加わったフレッシュ・ロジスティック（東京都中央区）の新潟センター内に、新たにアサヒロジスティクスの事務所を設置する形で発足。大手コンビニエンスストアチェーン店舗向けのルート配送拠点とする。

従来のコンビニエンスストア向け配送は、温度帯の異なる商品について個別に配送車両を保有する必要があり、輸送コストの低減が課題になっていた。今回開設した新潟営業所では、プラス20度で輸送する米飯からマイナス25度の低温に対応できる車両が必要なフローズン商品まで対応できる車両を導入することで、こうした課題に対応できる体制を整えた。

アサヒロジスティクスは、22年度中期経営ビジョンに掲げる「2026年度までに東日本を『面』でカバーする幅広く盤石なインフラを確立し、東名阪をつなぐ機能を強化しよう！」に基づき、フレッシュ・ロジスティックと連携し「グループで東日本を支える物流網の構築」を目的に、新潟営業所の開設を決断。仙台市宮城野区と岩手県滝沢市にある東北地方2か所の自社共配センターに加えて、ことし10月に開設予定の「長岡共配センター」（新潟県長岡市）とも連携することで、東日本全体に安定的に食品を供給できる体制の構築を目指す。

■アサヒロジスティクス新潟営業所の概要
所在地：新潟市江南区亀田工業団地2-1-40
取扱商品：【チルド・米飯商品】調理麺、デザート、飲料（紙パック・カップ）、おにぎり、弁当、焼きパンほか【フローズン】冷凍食品、フライヤー、アイスコーヒーカップ、アイスほか
配送エリア：新潟県内のチルド・米飯コース82店舗、フローズンコース138店舗
ドライバー数：15人