伏木海陸運送3Q決算、港運好調で売上・利益増

ロジスティクス伏木海陸運送が10日発表した、2023年6月期の第3四半期決算は、売上高が前期比8.9％増の97億9100万円、営業利益が2.5倍の10億5200万円、最終利益は2.8倍の5億5400万円だった。主力の港運事業が堅調に推移し、貨物取扱量が前年同期比で増加したことで、増収増益となった。

港運事業の売上高は10.8％増の70億1500万円、営業利益は65.1％増の12億2400万円だった。輸出入貨物の取扱量が共に増加したことが寄与した。

また、2023年6月期通期の業績予想の修正も発表した。営業利益が前期比30％増の13億円、経常利益が30％増の13億円、最終利益は16.7％増の7億円に上方修正する。売上高は125億5000万円の従来予想に据え置く。

売上高が、コロナ禍からの経済正常化に伴い、輸出入貨物の取り扱い増加で、おおむね従来の予想通り推移する一方、営業利益と経常利益は、燃料費高騰などを考慮し保守的に見積もった原価が想定よりも減り、コスト圧縮に取り組んだことなどで、前回の業績予想を上回っている状況を反映した。

これを踏まえ、23年6月期の通期業績は、売上高が2.8％増の125億5000万円、営業利益が66.3％増の13億円、最終利益は69.7％増の7億円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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