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JR貨物の11月輸送は3%減、積み合わせは好調

2023年12月13日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が13日発表した11月の輸送動向によると、コンテナ輸送は前年同月比1.6%減の162万6000トン、車扱は同6.5%減の63万5000トンで、合わせて3%減の226万1000トンと減少した。中国の景気減速に伴う製造業の生産調整で国内の荷動きが伸び悩み、輸送実績は前年割れとなった。

コンテナでは、「食料工業品」が新型コロナウイルス禍からの需要回復を受けた清涼飲料水や、前年に値上げしたビール類などが前年を上回り3.5%増、「積み合わせ貨物」は鉄道モーダルシフトに加え、大手EC(電子商取引)サイトの大型セールもあり2.5%増加した。

一方で、「化学薬品」は一部での輸送終了や需要低迷による生産減で14.1%減と低調だったほか、「紙・パルプ」もペーパーレス化に伴う需要減で7.3%減となった。

車扱は、「石油」がガソリンや軽油を中心に1.5%増と堅調だったが、セメントが顧客の生産計画変更により減少したことで、「セメント・石灰石」は46.3%減となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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