エーアイテイー、通期売上予想を200億円引き下げ

財務・人事エーアイテイーは11日、2024年2月期通期連結業績予想を下方修正した。売上高は前回予想の700億円から506億円まで引き下げ、営業利益は53億円から40億5000万円に、最終利益は37億円から28億2000万円とする。

主力の海上コンテナ輸送において需給バランスの正常化に伴い、海上運賃が当初の想定を超えて下落。そのなか、新型コロナウイルス禍で輸入量が増加した雑貨関連や家具などの消費財の需要が一巡したことや、第3四半期では秋冬物のアパレル商材が例年より荷動きが悪かったことで、前回予想通りの貨物集荷が難しい状況となった。

同日発表した24年2月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比29.1％減の394億9900万円、営業利益が同22％減の35億6600万円、最終利益が24.2％減の24億7600万円と減収減益だった。

日本での売上高は30.3％減の339億3500万円、営業利益は25.1％減の29億6900万円。海上輸送の取扱コンテナ数は輸入で8％減の17万6131TEU、輸出入合計では8.3％減の18万6883TEUで、通関受注件数も貨物取扱量が減少したことで2.6％減の10万4211件と振るわなかった。

中国では、日本向けの貨物取扱量が減少したことで輸送関連の収益機械が減り、売上高が18.4％減の47億2300万円と減収も、利益率改善と収益性向上に向けた取り組みにより営業利益は7.3％増となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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