SGムービング、家電回収サービスの連携5自治体拡大

ロジスティクスSGホールディングスは3日、同社グループで大型家具家電の設置輸送や移転を手掛けるSGムービング（東京都江東区）と、リネットジャパングループの子会社で小型家電リサイクル事業を展開するリネットジャパンリサイクル（愛知県大府市）が新たに5つの自治体と「連携と協力に関する協定」を締結したと発表した。これにより、両社が提供する自治体公認の大型家電回収サービスは、全国126自治体（対象人口およそ919万人）に拡大した。

今回の協定により、新たに静岡県下田市、愛知県尾張旭市、愛知県田原市、和歌山県かつらぎ町、沖縄県北谷町がサービス提供エリアに加わった。このサービスは、住民が手軽に申し込め、家電製品を自宅内から搬出する手間を省けることから、利用者から高い評価を受けている。自治体の広報誌やウェブサイトでもサービス内容が紹介されており、自治体の問い合わせ業務の負担軽減にもつながっている。

SGムービングは、大型家電の設置輸送および移転サービスを展開する中で、家電リサイクル法に基づく合法的かつ円滑な回収サービス「SG-ARK」を提供している。一方、リネットジャパンリサイクルは、環境省と経済産業省から小型家電リサイクル法に基づく許認可を取得し、宅配便を利用して小型家電製品の回収とリサイクルを行っている。

このサービスの利用方法は、インターネットや電話での申し込み後、許可を持つ業者が希望日時に自宅を訪問し、家電を回収するというものだ。テレビや冷蔵庫、洗濯機などの大型家電から、電子レンジやパソコンなどの小型家電まで幅広く対応しており、家の中からの搬出も可能である。リサイクル券の購入や配送伝票の記入・準備は不要で、回収後は法令に従って適切に再資源化される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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