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日新2Q、海外で苦戦も国内が堅調で増収増益

2024年11月13日 (水)

財務・人事日新(横浜市中区)が12日に発表した2025年3月期 第2四半期(中間期)決算は累計で、売上高が前年同期比13.5%増の934億5200万円、営業利益が同10.1%増の45億4300万円、純利益が112.6%増の77億4300万円で増収増益だった。

物流事業について、日本においては、自動車関連貨物や食品、化学品などの取り扱いはいずれも堅調となり、収益はおおむね計画通りに推移。海上貨物では、輸出は自動車や機械・設備、輸入は食品や雑貨などの取り扱いが堅調となり、航空貨物では、輸出は食品、輸入は医薬品などの取り扱いが堅調に推移。倉庫業務ではEC(電子商取引)関連貨物の取り扱いが新たに始まるなど順調に推移した。

アジアでは一部持ち直しの動きがみられたものの、全体としては計画を下回った。マレーシアにおいては倉庫業務が堅調となり、インドにおいても国内配送業務は好調に推移したものの、タイやベトナムにおいて輸出航空貨物の取り扱いが減少した。中国では、景気回復の遅れや価格競争の影響が続き、売上、利益ともに計画を下回って推移。上海において倉庫業務は堅調に推移したものの、香港では、倉庫賃料の上昇等が利益の下押し要因に。連結子会社化した中外運日新では、大阪万博関連貨物の取り扱いなどがあったものの、売上、利益とも前期を下回り推移した。

米州では、米国において自動車関連貨物の取り扱いに回復の兆しが見えたものの、計画には届かなかった。メキシコにおいて、自動車関連貨物の航空輸出取り扱いや国内輸送業務が収益に寄与した。欧州では、ポーランドにおいて倉庫業務が堅調に推移し収支を牽引するなど、全体的に計画を上回って推移。ベルギーやオーストリアにおいて、機械設備や食品などの航空輸出の取り扱いが収益に貢献した。

結果、セグメント売上高は前年同期比12.9%増の883億5500万円、セグメント利益は同3.2%増の35億7800万円となった。

通期業績予想は直近と変わらず、売上高が前年同期比7.7%増の1830億円、営業利益が同12.7%増の91億円、純利益が19.1%増の103億円と据え置いた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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