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浜松ホトニクス、豊岡製作所に新棟建設

2013年9月25日 (水)

メディカル浜松ホトニクスは25日、電子管事業部の主力拠点「豊岡製作所」(静岡県磐田市)の北側造成地に第10棟を建設するための工事に着工する、と発表した。26日に地鎮祭を行い、2015年1月の竣工を目指す。

電子管事業部では、8年前にヘッドオン型光電子増倍管を生産する第1棟を建設後、PETなどの核医学関連用や石油探査用の売上が大幅に伸長。手狭になったため、新棟では第1棟と第4棟に分散しているヘッドオン型光電子増倍管の生産ラインを集約し、一貫生産工場として生産の効率化を図る。

併せて新製品の開発に取り組み、今後予想されるニュートリノ実験やダークマタ一実験など素粒子物理学実験に対応できる光電子増倍管の増産にも対応する。

第1棟の生産ライン移転後は、μ(マイクロ)PMTの量産体制に向けて設備投資を行い、大量受注に対応。ガラス材料の加工を行っている天王製作所の生産ラインを移転し、作業の効率化を図る。

新棟建設で売上高100億円規模に相当する生産能力の拡大が可能となり、電子管事業部の連結売上高600億円に相当する生産能力を確保する。