ミスミ、置き配と営業所コンビニ受け取り本格開始

サービス・商品ミスミグループ本社は1日、MISUMI ECサイトにおいて「置き配」および「営業所/コンビニ受け取り」サービスの本格展開を開始すると発表した。再配達削減と顧客利便性の向上を目的とし、ドライバー負担の軽減と環境負荷低減にも寄与する取り組みで、全国を対象に展開する。

背景には、再配達による労働負荷やCO2排出の問題がある。現在、宅配便の10.4％が再配達となっており、国土交通省と経済産業省が再配達削減を推進中で、4月を「再配達削減PR月間」と位置付けている。ミスミでは以前から顧客の多様な受け取りニーズに個別対応してきたが、提携配送業者とのネットワークが整備されたことで、今回の本格展開に至った。

物流分野では、ミスミはラストワンマイル配送の強化を進めており、地域別専属輸送やAIによる配送最適化、自社独自のD-JITによるサプライヤー複線化を推進。再配達率を現在の3％から2025年度中に1.5％へ削減することを目指している。新サービスでは、ECサイト上で配送方法や受け取り場所を選択可能で、再配達の回避と顧客満足度向上の両立を図る。配送対象時間は8時-21時で、置き配先は宅配BOXや自転車カゴなど7か所から選べる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com